まっしろな本

 

本日のお題は猫…。

ではなく、その下の 束見本(つかみほん)とよばれる白い本です。

 

創作絵本の企画がとおり、文章がきまると、判型の相談です。

絵本って、大きさも、縦横の比率もさまざまですよね。

棚にきれいにおさまらないから絵本はキライだと本屋さんにいわれたこともあります…(^_^;) 個人的にはヨクワカル。

 

でも、この大きさや縦横比はキャンバスの寸法なので、絵かきは束見本をにらんで、やる気がでてくるものを感覚的に選びます。

いっぽう編集者は、経験的に読者層がわかるらしい。原価計算もできるでしょう。

 

 

わたしはといえば、まっしろな束見本をみると、白いキャンバスを前に緊張しすぎて、吐きそうになった学生時代を思い出します。

描きたい欲求と、じぶんの力量との差に絶望したから。

 

いまは、そんなことありませんよ。余裕ですぅー。るんるん。

わたしに力量がついたから?

いやあ、むしろ、なにかを失ったからではという疑惑が濃厚ですなあ…。(^o^;)

 

でも表現とは、あいまいな可能性を切り捨てる行為でもあります。

 

この本の「タネ」も、あいまいなまま冷暗所にしまいこんで、たまに眺め、また しまいこむ…をくりかえして、もう十年以上。

このまま発芽率低下で干からびるだろうと思っていましたが、本にしようといってくれる人たちを得て、芽吹きはじめました。

 

とはいえ、おそるおそる陽の光にさらしたとたん、編集者にぷちぷちと余分なわき芽をかかれました。ためらいもなく、確信をもって…(;。;)

このさき、絵かきが わたしの予期せぬ色の花を咲かせることは必定であります……(; O ;)。

お、おう、のぞむところだぜぃ!

 

そうか。

無用な緊張をしなくなったのは、彼らがいるから。

編集者も、絵かきも、デザイナーも、とことん手強い、そしてそのぶん頼もしい仲間達です。

 

 

コメント

この白い紙の上に どんな物語が生まれ どんな風に
動き出すのでしょうね?読者は ただ楽しみに待つだけですね〜(^^♪

  • chie
  • 2018/05/13 07:26

ちえさんのアドバイス。
吉となりますように…。いや、そうしてみせまする。
だいぶ変わった本ですけど、もう少しかたちになってきたら、記事にしますね。

  • なかがわちひろ
  • 2018/05/18 20:49