Come with us !

  

 

ブックハウスカフェでの ほそえさちよさんとのトーク「子どもと社会をつなぐ絵本」。

 

月曜の雨の夜に集ってくださった方々、ありがとうございました。

あたたかな熱気のたちのぼる感度の良い聴衆を前に、テロやヘイトスピーチのニュースに怯えた女の子が「どうしたらいいの?」と両親にたずねる絵本『いっしょにおいでよ』を中心にお話をすることができました。

 

年齢の高い子ども向けの読み物では、社会的な問題についても国内外の作家たちが意欲的な作品を発表しています。

でも絵本、とくに幼い子ども向けの本では、とても少ない。

それなりの手法と配慮が必要なのです。

 

そのひとつ。

「ワンダー」の作者R.J.パラシオが ニューヨークタイムズの記事で書いていることは、とても素敵です。

  

  他者に共感する力を、子どもたちに教えることはできません。

  それは、かれらの魂の内にめざめるものです。

  わたしたちにできるのは促すことだけ。

  幼い子どもたちへのもっとも良い方法は、くすぐってあげることでしょう。

    それも、かろやかに。

 

厳しい状況に直面している方からみれば、甘っちょろすぎるかもしれません。

けれど、やわらかな小さな心に芽ぐむ、善いものへの憬れは世界をゆっくりと変えていくはずです。

すくなくとも、そう信じているから、子どもの本をつくっています。

どんな社会であっても。

 

 

写真は、私のもとに届いた新聞記事や、子どもの本専門店のお便りの一部。

じわじわと、いろんな方に届きつつあるようで、うれしいな。

 

手前のカラフルなカードは、トークに来てくださった方からいただきました。

カフェや映画の広告じゃありませんよ。

往年の名優を思わせる人物にかさねて、 "N0! HATE" 

なんとまあ、銀座でヘイトスピーチに反対する運動のカードですって。

おしゃれ〜!

 

そう、善いもの、美しいもの、かっこいいもの、おしゃれなもの、おいしいものを楽しみ、認めあって、ともに歩いていくほうが、醜い表情で憎しみをぶつけあうよりぜったい、いい。

 

いっしょにおいでよ!

 

「いっしょにおいでよ」についての これまでの記事は、こちらからツルツルと辿れます。

http://chihironn.com/menu/602915

 

コメント

『幼い子どもたちへのもっとも良い方法は、くすぐってあげることでしょう。』という意見に諸手を上げて賛成です。くすぐってもらった子は体が柔らかい気がします。体が柔らかくなると心の緊張もほぐれやすいように思いますね〜

  • chie
  • 2018/06/20 11:27

パラシオの原文は "tickle it awake"。「くすぐって、それを起こす」でした。
赤ちゃんとの手遊びでは、tickle, tickle! (こちょこちょ!) がよく使われます。
心と体がこわばったままでは、他者に思いを馳せることはできませんよね。

  • なかがわちひろ
  • 2018/06/20 15:46