気仙沼チヒローズ5

 

 

東日本大震災の2011年。

その秋に、石津ちひろ+なかがわちひろの「チヒローズ」(←命名は石津さん)、そして編集者 芳本律子+浜本律子の「リツコーズ」の4人で始めた自主企画気仙沼巡業の5回目を行ってきました。

 

今回の旅の仲間には、子どもむけの海の生物の本を多く手がける なかのひろみさん、編集者の山口郁子さん、画家のコヨセ・ジュンジさん、そしてアリス館社長の田辺直正さんもくわわってくださいました。

 

まず、私とはもう13年のおつきあいになる気仙沼市本吉図書館館長の吉田睦美さん、司書の三浦通江さんと恒例の記念撮影。(田辺社長は翌日からの参加ゆえ不在 (v_v)

おたすけこびとの図書館バス、おひさま号は、運転手の熊谷さんにかわいがられて、いまも新車みたいにピカピカ。

気仙沼南部の海辺や山間を走り回って本を届けています。

よしよし、おたすけこびとらしく元気に働いているねと、なでてあげるのも毎度のこと。

 

ずっと同じ地区を訪れているため、復興の歩みをしっかりと感じます。

2016年のチヒローズ4のころからは「被災地」と呼ぶことに違和感をおぼえるようになりました。

それよりも、なつかしい人たちに会い、とびきり可愛い子どもたちと楽しく濃密な時間をすごす喜びが勝るのです。

さまざまな難問が残っているとも聞きますが、前をみつめて進んできた人たちの努力の結実にちがいありません。

 

震災直後。

かわりはてた風景に呆然とするしかなかったとき、吉田睦美さんにいわれました。

「かならず復興してみせます。見守っていてください」

見守るといえば聞こえはいいけど、ようするに、なんら責任を伴わない、おきらくな部外者。

でも、その約束をまもるために気仙沼に通ってきました。

そしてそのたびに、はるかに切実で重い約束を胸にかかえて日々を重ねてきた人たちの笑顔に、わたし自身の何かを正しい位置になおされる思いがするのです。

 

 

海辺の高台にある小泉小学校には、ほとんど毎回訪れています。

木のぬくもりのある明るい校舎と、生徒数がとても少ないこともあってか先生と生徒の距離の近さが印象的な学校です。

今年は折よく「海に親しむ集い」の日と重なったので、見学させていただくことにしました。

なんたって、今回のゲスト講師 なかのひろみさんは、海の生物図鑑みたいなヒトですもん。

 

とはいえ、全国的にいきなり酷暑の炎天下…。

キラッキラにまぶしいガラスの破片のような陽ざし…。

軟弱なチヒローズ一座は、かわるがわるスマホの天気予報をみては最高気温におびえ、SPF50+の日焼け止めを塗りまくり、すっかり腰が引けていました。

グーグルマップでみたけど、まったく日陰ないよ。トイレ、どうするんだろ。高温注意報がでたら戸外での活動は中止だよねえ…などと呟きながら。

 

ところが浜辺についたとたん、あれまあ、なんて元気な子どもたち〜。

朝早くに海岸清掃をすませ、砂でクジラ、タコ、エイ、船をつくって歓声をあげているではありませんか。

 

そのあとは海に入って自由遊び。

泳いだり、もぐったり、潮だまりの生き物をさがしたり。

大きなアメフラシや、カレイまで捕獲! (拾得?)

 

その歓声と潮風と波の音にさそわれて、わたしもジャブジャブ海のなかへ。

ひゃあああ、きもちいいい〜。

子どもたちから蟹や、三陸ワカメ(カットでなくホール)をもらいました〜。

 

  

 

 

 

 

先生に「もう終わりでーす」と声をかけられたときには、ついうっかり口がとんがってしまったほど。

 

…コホン。

チヒローズ一座は、こんなふうに遊ぶことだけを目的にはるばる気仙沼へきたわけではありません。

午後は教室に移動して、もっと真剣に、本格的に、遊びます! (…あれ? σ(^◇^;)

 

(以下、つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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