気仙沼チヒローズ5 つづき

 

ということで、子どもたちといっしょにお弁当をたべたら、午後は真剣に遊ぶ授業です。

 

コヨセ&ナカガワ組のテーマは「おたすけこびと、海へ!」

1年生7人と2年生11人をあわせたクラスです。

 

コヨセさんが、おたすけこびとの潜水船をかいているあいだに…

 

子どもたちは透明折り紙に、いろんな海の生き物をかいて、ハサミでちょきちょき…

 

両面テープをつけて、コヨセさんの絵にぺたぺた貼れば、海のなかの景色のできあがり!

透明折り紙はセロファンより扱いがらくだし、重ねたときの色の変化がとても美しい。

水中のゆらゆら気分もでて「きれい!」という声があちこちから聞こえました。

 

子どもたちにハイタッチを求められたコヨセさんのうれしそうな顔といったら…w

 

 

石津ちひろさんは、3年生9人と4年生7人にむけて、図書室で詩と言葉の授業です。

「ことばの魔術師」と呼ばれる石津さん。

子どもたちからもらう「お題」で、やすやすと回文をつくって驚かせます。

 

ゆかいな言葉遊びで子どもたちをひきつけ、言葉への興味をかきたてたところで、

「目にはみえるけれど、さわれない。けれど、それを忘れなければきっと幸せになれるものって、なあんだ?」と、ひとりひとりにたずね、考えさせながら、ゆっくりと詩の世界へ導いていく手腕は おみごと。

 

「あなたにとって詩とは?」という問いかけに、「ねこをさわること」とこたえた子がいたんですって。すてき。


 

石津さんの詩「あした」は、チヒローズにとって、とても大切なものです。

言葉あそびのようでいて、心に しんと届くはず。

この詩を、毎回さりげなくおしゃれなデザインで模造紙にかいてくれるのは、チヒローズ2に参加してくれた装丁家の水真奈美さんです。

 

窓の外には、若緑の山。

こんな風景にかこまれていると、心も深呼吸できそう。

 

 

 

なかのひろみさんは、5年生7人と6年生9人に サメについて集中講義。

この組み合わせは、特別です。

なぜなら、なかのひろみさんは、海の生物のなかでもサメへの興味と愛がたっぷりで、とうとう「世界一かわいいサメの絵本」(本人談) をつくってしまった方。

しかも、その本『サメだいすきすいぞくかん』は、近日発売予定というタイミング!

現在、なかのひろみさんの血中サメ濃度は最高値なのです。

 

 

そしてほら、気仙沼といえば、サメでしょう。

フカヒレって、サメのヒレですからね。

市場はもちろん、ふつうのスーパーでも、サメ肉が売られています。

それどころか、図書館の前のスーパーで「活ザメ」すなわち生きたサメが売られていたと、司書の三浦さんが教えてくれました!

給食メニューにも「サメナゲット」があると、校長の田口綾子先生が教えてくれました!

おそらく気仙沼の子どもたちの サメ知識レベルは日本一。

しかも、今年の小泉小は「海洋教育」の指定校。

 

なかのひろみさんは、そんなサメ通の子どもたちも驚くトリビアなサメ知識の数々を紹介。

そのうえで、「サメ新聞」を作ることに挑戦してもらいました。

 

 

サメ新聞の台紙もいろいろ用意されていましたよ。

わかりやすい台紙見本は、サメ絵本のデザイナー 松永嘉子さんの特別協力。

おなじくサメ絵本のイラストレーター 友永たろさん特別協力のかきおろし4コマ漫画も!

高学年は国語で新聞について習うので、発展学習にもなりますね。

 

 

 

 

そういえば、後ろの席ではコヨセさんも黙々と新聞作りに参加していましたっけ。

 

…で、できた「新聞」が、これ。

うーん、なんかちょっと違う気も…(^_^;)

 

◆◆

 

にぎやかな教室の外には、津波の碑をつつむように、青い空と青い海、そして今なおつづく復興工事の風景がありました。

 

海を愛する子どもたちとすごせた時間は、宝物です。

 

(まだ つづきます)

 

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