秋プリン 涼やかに進行中

 

出口の見えない酷暑の夏です。

だいじょうぶ、涼しい秋は必ずきますとも!

われらプリン隊も、ひたすらそれを信じて、ふぅふぅと準備を進めております。

 

印刷所から初稿がでたので、西陽のきついアトリエに集合して、たかおさんがパソコンで作ったデータ、すなわちデジタル原画と比較して、検討を重ねました。

 

絵本の印刷に使うインキは基本的に、シアン(青)、マゼンタ(赤)、イエロー(黄)、ブラック(黒)の4色だけ。

この4色で、ほとんどすべての色を再現しているって、ほんと、すごい。

絵の具でかいた微妙な色を そのままそっくりに印刷するのが難しいのは、とうぜんですね。

 

では、パソコンで色を分解して調整した数値データなら、そのままそっくりに印刷でだせるのかといえば、これまた難しい…。

数字のとおりになんて、絶対にでてきません。

しかもパソコンモニターの光をとおした色の鮮やかさは、いわば幻灯の美しさ。

モニター画面をちょいと傾けただけで、色がちがってみえちゃうし。

正確でないのは、わたしたちの目、あるいは心のほうなのかも。

ああ、色の道は悩ましい…。

 

いろいろ見比べているうちに、どれが最善の色なのか、わからなくなります。

それでも、ゴールはやっぱり、紙の上に刷られて本のかたちになるモノのみ。

 

だからもう、校正紙だけをみて、あれこれと改善点のお願いを伝えていきます。

「マゼンタを5%減らして、シアンを13%増やしてください」てなふうにビシッと言えればかっこいいのですが、そんな自信はないので、責任逃れのように「地平線に近い夜空は街の明かりをほんのりと反映した色で」とか、「このグラデーションの濁りを少なく」とか、「もっとおいしそうな色で」とか、かなり抽象的な言葉で…。


ああ、なんてテキトーなことしか言えないんだろー。

ちゃんと伝わるのかしら。

毎回、不安になります。

しどろもどろの注文を、編集者が文章化して赤ペンで描き入れ、印刷所の営業担当さんに伝え、その方が現場の職人さんに伝えてくれます。

糸電話の伝言ゲームみたいに、あやうい。

 

でもね、ふしぎと、わかってもらえるものです。

わたしたちが、こういう色にしたいと思ったきもちを、ちゃんと受けとめて形にして返してくれる人がいる。

お会いしたこともない職人さんたちは同志なのだと、じんわり温かなきもちになります。

 

 

 

本日のおやつは、黄色いくだもの+紅茶のアガーゼリーでございました。

ひんやりスイーツしか作る気になれなくて、配色だけプリンカラーでごまかしました。。

 

あけぬ夜はない。

おわらぬ夏はない。(はず)

 

みなさま、どうぞご自愛くださいませ。

 

 

 

 

 

コメント

そちらは まだ猛暑ですか?!こちらは今朝は16℃でした。予報では20℃をこえることになっていますが・・・・夏は終わった気分です。
そちらの夏もいつかは終わるでしょう。それまで お気をつけて!!

  • chie
  • 2018/08/09 10:57