プリンで乾杯!

 

9月です。

もう秋です。(たぶん)

『プリンちゃんのハロウィン』ができあがりました!

 

編集者Yが届けてくれた見本は、刷りたてほやほや。

そっと鼻をくっつけてインクの匂いをくんくん。

ああ、ほんとにできたんだな…と、しみじみします。

 

表紙の色で迷ったことがウソみたい。

このこっくりとした かぼちゃ色以外、ありえないのに。

ちゃんと正解にたどりついていたねえと、頷きあう幸せな瞬間です。

 

 

じつは、わたしにはたいへん困った性癖がありまして、本ができあがったとたん、背を向けたくなってしまうのです。

一心不乱に力を注いだ本であればあるほど。

むかしより だいぶマシになりましたが、ひどい場合は、出版社から届いた見本の包みをあける気力もないほどに。

打ち上げの席でも、本の話題をつとめて避けようとするので、編集者に苦笑されます。

 

おほめの言葉をいただいても「むりにお世辞をいわなくていいですよ」と むっつりしてしまい、ほんのわずかでも「あそこが○○だったら、もっと良かったね」というようなことを耳にすれば、世界が山崩れしたかのごとく打ちのめされてしまいと、まことにややこしい。

我ながら馬鹿馬鹿しくなりますが、このナーバス期は一定の時間がたつと突然終わります。

霧が晴れたように長所も短所も冷静にみえてくるので、いわば本を作る病(?)の最後の発作のようなものかと諦めております。

 

 

でも、プリンちゃんシリーズには、それがまったくありません!

(おたすけこびとシリーズにも、ありません!)

 

愛がたりないのかしらん?

絵本の最終責任は絵描きにあると考える お気楽さゆえかしらん?

いえいえ、文章の目、絵の目、編集の目、そして読者の目を、チーム内でとりかえっこしながら、ためつすがめつ、とことん手間をかけて作りあげた自負があるからだと思います。

 

そんなわけで、赤羽にあるプリンの有名店「豆電COFFEE」にて、プリンで乾杯。

われらが主人公プリンちゃんとおなじく、愛情たっぷりに作られた素朴な健康優良児プリンを、晴れやかなきもちでいただきました。

(その後は、そっち方面にくわしい編集者Yの案内で、夜の赤羽の居酒屋街へ………。)

 

 

『プリンちゃんのハロウィン』。

9月6日から書店にならびはじめるそうです。

 

 

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