ハロウィンの告白

 

『プリンちゃんのハロウィン』初刷り見本につづいて、10年前に出版した『おばけのジョージーのハロウィーン』の増刷見本が送られてきました。

 

むむむ。

やはり、告白せよということか…。

よろしい。たかおさんにも、編集者Yにも話したことのないことを、ここに記しましょう。

 

新作『プリンちゃんのハロウィン』では、おかしの国のプリンちゃんが友だちのドーナツくんとマシュマロちゃんと三人で仮装をして夜の近所をまわるのですが、そのあとをこっそりついてきたのは……小さな おばけちゃん。

みんながおばけの仮装をして練り歩き、おかしをもらう様子をみて、じぶんも参加したくなったんですって…。(^o^)

 

…という、かわいいお話をかいたのは、このわたくしですが (オッホン)、

じつは、『おばけのジョージーのハロウィーン』が元ネタなのであります (てへっ)。

 

まあ、正確にいえば、おばけのジョージーは村の広場で行われた仮装コンテストに、うまれたままの(?)姿で参加して上位入賞をねらうものの、子どもたちに注目されたとたん、はずかしくなって逃げだしました、というお話です。

そのあとジョージーが、じぶんの家の屋根裏部屋でひっそりしたことが、とてもかわいい。

ジョージーは、はずかしがりやの小さなおばけなのです。

 

物語のはじめのほうに、

 

  ハロウィーンの よるになると、ジョージーは、

  こどもたちのあとから  こっそり ついていきます。

  けれども、こどもたちが よそのいえのベルをならして おかしをねだりはじめると、

  ジョージーは はずかしくなって かくれてしまいます。

  だから、ジョージーのすがたは だれにもみえません。

 

…とあります。

この文を訳したときから、わたしは子どもたちのあとをこっそりついてくる小さなおばけの姿を思い浮かべるようになりました。

 

だって、ジョージーは、とてもはずかしがりやだから気づかれなかったかもしれないけど、おばけの性格もいろいろでしょう。

なかには、つい調子にのってカミングアウトしちゃうおばけもいるかもしれないじゃありませんか。

 

ということで、そんなお調子者のおばけちゃんに、プリンちゃんたちがびっくりした場面が、上の「え〜〜〜っ!」です。ふふふ。

 

おばけのジョージーシリーズは、絵本から読み物への橋わたしにぴったりのシリーズです。

文字をひろいながら、絵を味わいながら、ゆっくりと長い物語の世界にむかう子どもたち、とくに こわがりさん、人見知りくん、はにかみちゃんにおすすめです。

 

 

 

むむ。

あらためて、ジョージーのときに書いたあとがきを読むと、思っていた以上にプリンハロウィンの構想の骨格がしるされておるな。

やはりプリンハロウインを出版することは運命づけられていたと満足すべきか、はたまた、進歩のなさを嘆くべきか…。

 

 

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