はたこうしろうさんと

 

ここは、はたこうしろうさんのアトリエ。

はたさんと作る オリジナル絵本の打ち合わせ中です。

 

十年くらい前から、犬の絵本をつくりたいものだと思っていました。

当時のわたしは、犬にむちゅうだったから。

でも、夢中の渦中というのは、うまくいきません。 文章を書くことは、後ろ向きの行為だからでしょうか。

 

犬との暮らしが終わってしまい、ぽっかり空いた心の穴がそれなりにふさがってきたころ、からりと明るく、スパイスたっぷりの絵本の構想がうかびました。

いいえ、スパイスどころか、じつは 諷刺絵本。

えっへん、諷刺絵本に 初挑戦だぞっ!

 

絵本にとって、文と おおまかな構成は、背骨です。

けれどもちろん、たいせつなのは肉付け、すなわち絵。

絵本の魅力はやはり絵ですもんね。

 

わたしがじぶんで絵をかくという選択肢もゼロではありませんが、それはあくまで「こういう本になってほしい」という理想と、わたしに描ける絵が合致したときだけ。 

(つまり、理想的な絵をかこうと努力は…しない…(>_<)ゞ

 

今回の場合、わたしの意中の人は、はたこうしろうさんでした。

一方的に思いを寄せても面識はありません。

仲人をたてて、正式にお話をまとめてもらわなくてはなりませんね。

ところが、仲人(=編集者)の山浦真一さんは唸りました。

 

「え、はたさんがいいの? うーむー、はたさんかぁ」

超多忙のはたさんのスケジュールに割り込めるかと大いに悩んだようです。

 

でも、めでたく快諾のお返事! うれしかったなあ。

これでもう半分できたようなものだと、ひとりウハウハ笑いました。

(ニヤついていたときの記事が、こちらでございます)

 

しかしもちろん、そう簡単にはいきませぬ。

なにせ、この本は文章と絵の乖離がとても大きくあるべきなのです。

文と絵の雰囲気も、まったく違うものでなければならない。

短い文章の裏で わたしが何を考えているか、それを はたさん流の味つけでどのように料理していただきたいかを伝えるために仕事場に通いました。

 

わたしが ぺらぺらくどくど喋りたてると、はたさんは、ささっと手を動かして「つまり、こういうこと?」と絵で答えます。

うまい! おもしろい! やっぱり はたさんに頼んでよかった!と思うことは多いけれど、そ、それはちがう…とか、ああ、言葉が通じないと しおたれることも…。

 

でも平気。むしろ妙味。

だって、おとぎ話的ハッピーエンドはただの通過点で、じつはそのあと色々あるのがオトナの人生ですよね〜。

ぐるぐる がたぴし ぎくしゃくしているうちに、思いがけない名案がうまれて、絵本の幅と奥行きが広がります。もうね、そのぶん面白い本になること、まちがいなし。

 

とまあ、そんな打ち合わせの3回目を行ってまいりました。

窓の外の柿の木に、青い実がなっていたっけ。

あの実が熟すころには、絵ができるかしら…。

ほかの仕事が目白押しのようだから、ヒヨドリに全部食べられちゃったあとかも…。

いや、木枯らしの冬も越すんだろな…。

新芽がでるまえには本ができるといいなあ…。(遠い目)

 

コメント

はたこうしろうさん 大大大好き!!楽しみに待ってます(^^♪

  • chie
  • 2018/09/21 09:39

はい、乞うご期待!

  • なかがわちひろ
  • 2018/09/26 09:51