くわしい恐竜図鑑、ただし名前を隠します

 

コアフイケラトプス、カイウアジャラ、キアンゾウサウルス、ユティラヌス、ディアマンティナサウルス、プレストスクス、パラウア、アンペロサウルス、デイノケイルス、リノレックス…… 以上、10匹。

 

ただいま進行中の「きょうりゅうたちも ペットをかいたい」にでてくる恐竜の名前です。

ごぞんじのものはありますか?

わたしは、ひとっつも ありませーん!

 

やんちゃな人間の子どもたちを パワフルなきょうりゅうとして描く愉快な絵本「きょうりゅうたち」シリーズ

じつは、恐竜図鑑でもあります。

それもかなり上級者向けの。

 

一冊ごとに いろんな子どもたち=恐竜が10匹ずつ描かれる このシリーズはアメリカで20冊近く刊行されているロングセラー。

日本語版も「きょうりゅうたちもペットをかいたい」が6冊め。

すでに60種類の恐竜が登場しているのです。

資料を漁り博物館に問い合わせて日本語名を調べあげる 西塔香絵編集者もマニアの域か…。

 

日本語名がわかったら、つぎは、それを隠す場所を決めます。

というのも、図鑑とちがって、恐竜の名前は絵のなかにさりげなく溶け込ませてあるので。

 

↓たとえばほら、動物園からトラを誘拐してきちゃった この腕白恐竜の名前。

英語名が しっぽの線に沿わせてあったので、日本語名はベンチの背に刻む予定です。

 

 

 

↓拡大したものを ごらんください。

   色や大きさは、まだこれから調整しますが、すでにとても自然でしょう。

 

 

これまでのほかの本では、きょうりゅうちゃんの よだれかけの刺繍のように見せたり…

 

 

聖歌隊がもつ楽譜の曲名のように見せかけたこともあります。

 

 

原書の英語名が 冷蔵庫のマグネットで綴ってあったときには、闘志を燃やしましたぞ。

むむ、もっと面白いことをした〜い、って。

そこで、冷蔵庫の中から ぼや〜っと光る白い文字にしてみました。

…若干、凝り過ぎ…か…な…(^_^;) いや、でも、おもしろいよと、言ってほしい…。。

 

 

わざと見つけやすいところに置いてみたり、ちょいと難易度をあげてみたり。

 

とはいえ、わたし自身が文字をかいているわけではありません。

ひとの絵を壊さずに、すんなり溶け込む文字をかくのって、とても難しいのです。

原作者にも満足してもらえるものでなくてはなりません。

それゆえ「書き文字」ではなく「描き文字」といい、絵本の世界には欠かせない才能です。

 

このシリーズの描き文字担当は齋藤美幸さん、その色や大きさを微妙に調整してくれるのは装丁家の木下容美子さん。

プロの腕に頼って、遊んでいます。

絵本をひらいてくれる方の反応を、みんなで思いうかべながら。

 

 

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