2018.04.23 Monday
そろそろ…
きのうは夏日。
気温が30度をこえたところも多かったようです。
アトリエの仕事べやには南と西に大きな窓があり、屋根はトタン、外気温の影響をもろに受ける築50年の安普請 (大型車が通るとゆらゆらゆれる)。
熱中症になりそうでした。
となれば、そろそろ、クリスマスシーズンです。
クリスマスの本が書店にならびはじめるのは10月。
印刷製本にかかる日数を引くと、中身の〆切は8月。たいていお盆前後。
作家や画家、翻訳家は、真夏に汗をかきながらクリスマスと向きあうのが恒例となります。
え。
まだ4月ですって?
それはやはり地球温暖化のせい……ではなく、この本がコープロだからであります。(-_-)
コープロ(共同制作)は、数か国分の言語をまとめて地球のどこかで印刷と製本をするため、原稿を提出してから本ができあがるまでの時間がずいぶんかかるのです。
まったくもー。おかげで季節感が狂っちゃうよぉ。(←ややピンボケの非難)
…と。
前置きが長くなりましたが、クリスマス絵本の "Pick a PINE TREE"。
クリスマスツリーを飾りつけるときの楽しいにぎわいを描いた絵本です。
しかも、物置から人工物のモミの木をひっぱりだすのではなく、家族で生の木を選びにいくところからはじまるのですよ。
ん、ちょっとまて。
モミの木って、FIR TREEのはず。
なのに原題は PINE TREE。
あらま、直訳すると『マツの木をえらぼう』!?
それじゃ盆栽の指南書ですわ。
クリスマスツリーといえば、モミの木ですよね。「も〜みの木、も〜みの木〜♪」という歌だってあるもん。
じつは、クリスマスツリーにつかわれる木には、モミの仲間、マツの仲間、トウヒの仲間などさまざまな種類があるようです。
要は、冬でも青々とした葉をしげらせる常緑樹であること。
だったら日本の松の木でもいいのでは…と思わなくもありませんが、クリスマスツリーの木たちには独特の芳しい香りがあり、こればかりは、ちょっと負けてるかな。
なつかしい香りを思い、クリスマスムードにひたっています。